社会を明るくする運動について

社会を明るくする運動について

法務省が提唱する社会を明るくする運動は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない地域社会を築こうとする全国的な運動です。

犯罪や非行をなくすためには、取締りを強化して、罪を犯した人を処罰することも必要なことです。しかし、立ち直ろうと決意した人を社会で受け入れていくことや、犯罪や非行をする人を生み出さない家庭や地域づくりをすることもまた、とても大切なことです。

立ち直りを支える家庭や地域をつくるためには、地域のすべての人たちがそれぞれの立場で関わっていく必要があります。“社会を明るくする運動”では、犯罪や非行のない地域をつくるために、一人ひとりが考え、参加するきっかけをつくることを目指しています。

• 法務省：第75回“社会を明るくする運動”　犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ（外部リンク）

倉敷市における取組み

全国において毎年7月は社会を明るくする運動の強調月間です。
倉敷市においては、7月を中心に次の取組みを行っています。

街頭啓発活動（パレード）

毎年7月上旬に倉敷駅前・美観地区周辺で街頭啓発活動を実施しています。

令和7年度実施内容

• 日時　令和7年7月2日（水曜日）午前10時から
• 場所　倉敷公民館（出発式）～倉敷駅前

市民大会

毎年7月中旬に、ライフパーク倉敷においてイベントを開催しています。記念講演やポスター展の表彰などを行っています。

令和7年度実施内容

• 日時　令和7年7月12日（土曜日）13時30分から16時00分
• 場所　ライフパーク倉敷　大ホール（倉敷市福田町古新田940番地）

• 市民大会チラシ （PDF 1.4MB）

ポスター展

毎年4月～5月にかけて市内中学生を対象に、社会を明るくする運動の啓発ポスターを募集します。学年ごとに入賞作品を選出し、優秀賞の方は、市民大会で表彰を行います。

令和7年度 ポスター展示会

日程	場所
令和7年7月28日（月曜日）～8月1日（金曜日）	真備支所　展示ホール
令和7年8月4日（月曜日）～8月8日（金曜日）	玉島支所　展示ホール
令和7年8月12日（火曜日）～8月15日（金曜日）	児島支所　展示室
令和7年8月18日（月曜日）～8月22日（金曜日）	水島支所　展示ホール
令和7年8月25日（月曜日）～8月29日（金曜日）	倉敷市役所　展示ホール

倉敷市再犯防止推進計画

再犯防止推進計画は、犯罪や非行をした人の円滑な社会復帰を促進すること等による再犯の防止等が犯罪対策において重要であることに鑑み、再犯の防止等に関する各種施策を実施することで、市民が犯罪による被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的とした計画です。

倉敷市再犯防止推進計画の作成について

再犯の防止等の推進に関する法律第8条第1項に基づき、犯罪や非行をした人が円滑に社会復帰するための取組を主な内容として倉敷市再犯防止推進計画を作成しています。

倉敷市では、既存の第2次倉敷市地域福祉計画（令和3年度～令和7年度）に包含（追加）して作成し、関係する各種施策、行政サービスと一体的に再犯防止に向けた取り組みを推進しています。

• 第2次倉敷市地域福祉計画（令和3年度〜令和7年度） （PDF 8.4MB）

追加した内容は、下記の通りです。（赤字箇所が追加部分となります。）

• 2ページ（計画の位置づけ：他の計画との関連） （PDF 93.7KB）
• 34ページ（課題・着眼点） （PDF 416.2KB）
• 65ページ（基本目標3：地域防犯・防災力の強化） （PDF 83.0KB）
• 83ページ（関係部署一覧：地域で安心して暮らすための仕組みづくり） （PDF 124.0KB）

更生保護とは

刑務所や少年院を出ると、以後、通常の社会生活を送ることになりますが、生活が立ちゆかず、再び犯罪や非行に陥ることが少なくありません。立ち直ろうと決意した人を地域で受け入れていくことも重要です。それらの人たちを社会の中で適切に処遇し、地域社会の理解と協力を得て、自立し改善更生することを助けることにより、より安全・安心な地域社会を作ることが大切です。

地域の更生保護関係ボランティア及び団体

保護司

保護観察官と共に立ち直りを支える民間ボランティアです。主な職務は下記のとおりです。

• 保護観察を受けている人との面接や助言
• 刑務所などに入っている人の帰住先の調整
• 犯罪や非行の予防のための世論の啓発

倉敷市では倉敷・児島・玉島・水島の4分区会が倉敷地区保護司会として活動しています。

更生保護女性会

犯罪予防活動を行うとともに、青少年の健全育成、子育て支援、更生保護施設への支援（給食活動など）等、幅広い活動を行っています。

倉敷市では倉敷・児島・玉島・水島の4地区の更生保護女性会がそれぞれ活動しています。

BBS会（Big Brothers and Sisters Movemennt）

非行をした少年など様々な立場の少年に「兄」や「姉」のような立場で、一緒に悩み、学び、楽しむことを通じて立ち直りや自立を支援し、非行防止活動などを行う青年ボランティアです。

更生保護事業協会

更生保護の活動に関する助成・啓発などを行う民間団体です。岡山県では岡山県更生保護協会が活動しています。

協力雇用主

雇用を通じて、自立や社会復帰に協力する民間の事業主です。岡山県内の協力雇用主の登録は、岡山保護観察所にご相談ください。

更生保護施設

法務大臣の認可を受けた民間の更生保護法人等により運営され、宿泊場所の提供のほか、就労指導、生活指導等を行い、円滑な社会復帰を手助けするための施設です。

岡山県内には2か所（岡山市・津山市）の施設があります。　

リンク

• 法務省：更生保護を支える人々（外部リンク）
• 法務省：岡山保護観察所のホームページ（外部リンク）