平成28年度

平成28年度

無料トライアル(お試し)の化粧品に注意!(平成28年7月号)

【事例】
 芸能人も使っているとテレビで話していた化粧品の広告を,インターネットで見つけた。送料数百円で,無料で試すことができるので,クレジットカード決済で申し込んだ。しかし後日,送料の他に化粧品代として1万円を請求された。カスタマーセンターに電話したが,片言の日本語での対応でよく分からなかった。

【アドバイス】
 最近,無料トライアルだけのつもりで申し込んだのに定期購入になっており,代金を請求されるというインターネットショッピングに関する相談が寄せられています。
 サイトは,代金無料で送料のみ負担の「トライアル」だと目立つ記載がある一方で,「定期購入」であるという表示は,申し込み画面の分かりづらい場所や申し込み完了後の画面に記載され,定期購入と気付かせないような作りになっているようです。次のことに注意しましょう。

(1)「芸能人が使っている」などの理由で通販サイトの情報を信じないようにする。
(2)特定商取引に関する法律に基づく表記があるかどうか,また利用規約を確認する。
(3)日本語で記載されたサイトであっても海外の業者かもしれないことを念頭に置く。
(4)業者と連絡が取れない場合は,クレジット会社に経緯を説明し,調査と請求保留を依頼する。