令和2年9月16日・17日の2日間で、市内の企業が所有している社宅を使わせていただき、訓練を行いました。
児島地区にも、こういった鉄筋コンクリート造の建物は多数あるので、実際の建物を使って行う訓練はとても実のあるものとなりました。
1日目は火災の想定訓練、電動ハンマードリルの取り扱い訓練、化学物質による災害の訓練を行いました。
写真にはありませんが、化学物質による災害の訓練は、レベルBと呼ばれる化学防護服を着て、多数の要救助者を除染した後に救出するというものでした。
鉄の扉に鍵が掛かっていて、早急に開けないといけない場合には、エンジンカッターという工具で穴を開けます。
2日目は、玄関ドアの破壊に加えて、手動の掘削器具やエンジン付きの削岩機を使って、鉄筋コンクリートの床に穴を開ける訓練をしました。地震などで倒壊した建物に、取り残された要救助者を救出する場合などに使用します。
今回の訓練では、職員の知識・技術の向上など、一定の成果を得ることができましたが、いくつか課題も見えてきました。
この訓練を検証し、職員全員が共通認識を持った上で訓練を重ねて、課題の解消に努めていきます。