豪雨、台風、地震などの大規模な災害の後には、便乗した悪質商法などの被害が発生する傾向にあります。悪質商法は災害発生地
域だけが狙われるとは限りません。全国の消費生活センターに寄せられた相談事例を知り、被害を未然に防ぎましょう。
【事例1】
台風で屋根瓦がずれたので、話を聞こうと思い業者を呼んだ。すると、屋根にビニールシートを掛けられ高額な代金を請求された。
【事例2】
台風で雨どい、外壁が破損した。業者が訪ねてきて、「火災保険が下りるので、実費負担なく工事ができる。保険の申請は代行する。」
と勧誘された。契約したが不審に思い、やめようと連絡したら、「保険適用前にキャンセルすると10万円のキャンセル料がいる。」と言わ
れた。
【事例3】
市役所職員やボランティアをかたり、義援金の名目で金銭の振り込みを依頼する不審な電話があった。
【アドバイス】
慌てて契約せず、複数の業者から見積もりを取る。
保険が適用されるか、契約している保険会社に直接確認する。
公的な機関が電話などで義援金を求めることはありません。
義援金などを募っている団体の活動状況を確認する。