平成22年度

平成22年度

石油給湯器に、勝手に点検業者のシールが張られていた!(平成22年10月号)


【事例】
 石油給湯器が故障し、点検業者のシールが張られていたので、電話して来てもらった。
しかし業者は、状況の確認や点検をせず、電気温水器への買い替えを勧めてきた。
言われるままに、約66万円で契約をしてしまったが、後で冷静に考えてみると、
設置業者でもない業者のシールが張られていたことも不審だ。(60歳代男性)

【解説】
 業者が無断で敷地内に入り、連絡先を記したシールを張っておき、
連絡してきた人に高額な修理や買い替えを勧めるという手口です。
多くの場合「修理不能」「部品がない」などと説明していることから、
主に電気温水器への買い替えを狙っているとみられます。
 また「シールに書かれた業者を、設置業者と勘違いして連絡してしまった」
「近所をうろついていた不審者が石油給湯器にシールを張っていた」などの相談も寄せられています。

【アドバイス】
 石油給湯器が故障したときは、取扱説明書やメーカーのホームページにある
修理連絡先などに問い合わせるようにしましょう。また、トラブルに遭ったら、
消費生活センターに相談してください。