平成26年度

平成26年度

マルチ商法 甘い言葉に気を付けて!(11月号)

【事例】

 高校の先輩から突然電話があり、ファミリーレストランへ行った。「簡単にもうかるいい話がある」と、近くの事務所に連れて行かれ、50 万円する車の燃費向上の器具を勧められた。お金がないと言うと消費者金融の無人契約機に連れて行かれ、断り切れず、器具購入の契約をしてしまった。業者に、家族に見つからないよう契約書は保管すると言われ、契約書はもらっていない。

【解説】

 マルチ商法の相談事例です。クーリングオフ期間内(20日間)であれば、支払ったお金を業者から返してもらえます。また、事例のように業者が契約書を交付していない場合は、期間を過ぎていてもクーリングオフすることができます。 

 マルチ商法とは、販売組織で扱っている商品を購入して自らも組織会員となり、その後友人や知人を勧誘してその人が会員になったり商品を購入したりすることで、自分が利益を受け取るというものです。ピラミッド型に会員を増やし、商品などを販売していくシステムで、「マルチレベルマーケティング」「ネットワークビジネス」ともいいます。「簡単にもうかるいい話がある」と勧めてきますが、実際には説明通りの収入を得られることはほとんどありません。また、友人や知人などを勧誘することが多いので、人間関係が悪化したり、自分は被害者だと思っているにもかかわらず、加害者になったりすることもあります。

 簡単にもうかるうまい話はありません。親しい友人からの誘いでも、きっぱりと断りましょう。