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ボツワナ体験記 Vol.03

ボツワナ体験記 タイトル


JICA青年海外協力隊として、ボツワナで栄養士の指導をしている土井美希(どい みき)さんのレポートをお届けします。第3弾は新しい任地について報告します。

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 ボツワナに来てもうすぐ1年半年が経ちます。今回は任地の生活について、詳しく話そうと思います。

任地(Hukuntsi)

 私は2013年7月から栄養士としてHukuntsi Primary Hospitalに配属されています。
 活動地域はフクンチという村です。フクンチはボツワナの首都から約540㎞、バスで約7時間かかるほどの離れた場所にあります。フクンチに行くまでに途中はジュワネン、カンという主要な場所を通ります。フクンチに店はありますが、首都ハボロネなどで見られる大きいモールなどはありません。フクンチの店で手に入る物は少ない種類の食べ物と生活日用品です。食べ物は新鮮なものは入手しにくく、半分腐りかけで首都の値段の1.5倍~2倍の値段で売られている事があります。店に売られている生活必需品はホコリがかぶっていることもよくあります。物によっては首都まで上がり、手に入れなければなりません。また銀行はフクンチにはないので、バスで5時間のジュワネンか首都のハボロネに行かなければなりません。
 フクンチの水は塩分を含んでいるので、おいしくないです。水を沸騰させると塩が浮いてくるので、飲み水を作る時には水道水は使用せず、雨水をろ過して飲んでいます。調理用の水はそのまま水道水を使用しています。お風呂に入る時、体も同じ塩分を含んだ水で洗うので、体がかゆくなります。
 首都でボツワナ人に「フクンチの村に住んでいる」と言うと、驚かれたり、可哀想にと言われます。ボツワナ人にとっても不便な場所みたいです。ですが首都とは違い、のどかで、人々も陽気で、治安も首都より悪くないように思います。

フクンチの町並み


・フクンチの町並み

 

 

 

フクンチのパン(塩湖)


・フクンチのパン(塩湖)

 

 

 

村の青空集会場



・村の青空集会場(Kotla・コタ)

 

 

 

村の青空集会場



・村の青空集会場(Kotla・コタ)

 

 

配属先の病院

  私が活動をしている配属先の病院は、外来と一般病棟、産科病棟があります。当病院はフクンチ近くの周りの村からも患者は来ます。周辺のクリニックからも患者が集まる中枢病院です。当病院で治療出来ない疾病は、首都などの大きい病院に患者は運ばれます。医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、キッチンスタッフ、医療事務員、ソーシャルワーカー、ランドリースタッフ、清掃員、ドライバー、警務員がいます。私は2代目の栄養士として、活動を行っています。
 私が所属している部署はキッチンケータリングオフィサーです。現地の栄養士はこの病院にはおらず、日本の病院の栄養科という位置づけとは違い、ただ病院食を作る厨房の部署という感じです。献立は1週間サイクルですが、献立のように食材は手に入らないため、ほぼ毎日決まった献立とは異なった内容で食事が提供されています。また調理する時は、食材・調味料などは量られていません。このようなことから栄養価計算するのは難しいです。けれど治療食はなるべく対応して提供出来ています。キッチンスタッフは男性1名、女性6名です。そのうち2名が日本の栄養士の業務内容とまではいかないですが、発注や在庫管理などの食材管理・検品、電話の応対、会議への参加を行っています。彼らは調理しません。そしてあとの5名は調理員です。調理員は早出・中出・遅出の勤務に分かれています。もちろん土日出勤も交代で行われています。同僚の技術レベルとして、1代目栄養士が技術教育をした成果が表れているためか、病院食に対する意識は高いように思われます。治療食に対する知識や衛生面の知識など、私が思っていたよりありました。だが栄養指導出来る人材は、この病院にはいないという問題があります。

キッチンの様子


・キッチンの様子

 

 

 

病棟の様子


・病棟の様子

 

 

休日の過ごし方

  私のフクンチの休日の過ごし方は、休みの日は、歩いて30分のところにあるお店に買い物に行っています。自宅には洗濯機はないので、休みの日に手洗いで洗濯しています。あとカラハリ砂漠なので、風が強く砂がたくさん家に入るので、よく掃除しています。フクンチには娯楽施設はないので、特に何もする事がありません。職場の同僚と話したり、家では料理、読書、映画鑑賞、語学の勉強をしています。月に1回首都に上がって、お金を下ろしたり、買い物をしています。また配属先との同僚達と週末ブライ(BBQ)をしたり、子どもが生まれる前に祝うベイビーシャワーなどに参加しています。また歓迎会や送別会などもあります。お店や村に行くと、日本人が珍しいからか名前も覚えられ、よく声を掛けてくれます。村の住民には英語が通じない人もしばしば見られます。通じない人には現地語で挨拶したり、近くにいる人が英語で通訳して会話したりしています。また同様に病院の患者にも、英語が通じない人が多くおり、看護師によって通訳してもらっています。移動でのバス内やフクンチの店では、同僚達や私の事を知っている村の人々と毎回会うため、プライベートがないと思う時もあります。しかも自宅は病院内で同僚達と同じ場所の家に住んでいます。プライベートないと思う分、同僚がお店に行く時など偶然通りかかって車で送ってくれたりと親切にしてくれています。
 私のいる村、フクンチは首都に比べて、不便な事もたくさんありますが、人々が温かくて、大好きです。

ブライ(BBQ)



・ブライ(BBQ)

 

 

 

ベイビーシャワー



・ベイビーシャワー

 

 

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<国際課より>
国際課では土井さんへの励ましのことばや質問をお待ちしております。
メッセージは国際課がお預かりし、土井さんへ届けます。
倉敷市はボツワナで奮闘中の土井さんを応援しています。