平成26年度

平成26年度

賃貸住宅退去時のトラブルにご用心!(3月号)

賃貸住宅退去時のトラブルにご用心!

 春は新しい生活がスタートする季節です。転勤・卒業などが多いこの時季,賃貸住宅の退去に関する相談が多数寄せられます。特に,原状回復の費用負担がトラブルの原因になりやすいため,注意が必要です。
 原状回復とは,退去時に借り主の故意・不注意などによって生じた損耗や傷などを復旧することで,入居時と全く同じ状態に戻すことではありません。経年変化や通常損耗による修繕費は,家賃に含まれるとされています。
◎貸し主負担
・日照などの自然現象や,冷蔵庫の後部壁面の黒ずみによるクロスの変色
・破損はしていないが,次の入居者のために行う畳の表替え
・借り主が通常の清掃をしている場合のハウスクリーニング
・下地ボードの張り替えが不要な画びょう・ピンの穴 など
◎借り主負担
・下地ボードの張り替えが必要なくぎ・ねじ穴
・結露の放置により拡大したクロスのカビ・染み
・台所や換気扇などの油汚れ・すす
・ペットの飼育に伴う柱・壁・床の傷 など

 退去時は,できる限り貸し主側の立ち会いの下で部屋の現状を確認し,原状回復の内訳について十分な説明を求めてください。話し合いによる解決が難しい場合は,少額訴訟などを利用することもできます。詳しくは,国土交通省ホームページ「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」で確認してください。