10月から,国民一人一人に12桁のマイナンバー(個人番号)が通知され,平成28年1月からは,社会保障,税,災害対策の行政手続きにマイナンバーが必要になります。
このマイナンバー制度に便乗して,不審な電話があったという相談が全国の消費生活センターに寄せられています。
【事例1】
行政機関を名乗り,「マイナンバー制度が始まると手続きが面倒になるので,至急,振込先の口座番号を教えてほしい」という電話があった。
【事例2】
行政機関の職員を名乗り,「マイナンバー制度の導入に伴い,個人情報を調査中である」と言って来訪し,資産や保険の契約状況などを聞かれた。行政機関がそのような調査をしているのか。
【事例3】
業者から,「マイナンバーを管理する」という電話があった。「専門家が管理するのか」と尋ねたところ,「私が管理する」と言ったので不審に思い電話を切った。
【アドバイス】
マイナンバーの通知や利用などの手続きで,口座番号などを電話で聞くことはありません。不審な電話はすぐに切り,来訪の申し出があっても断りましょう。
マイナンバーは,一生使うものです。大切にしましょう。