倉敷市文化章 令和7年度贈呈式

ページ番号1021860  更新日 2025年11月19日

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大賀紀美子さん文化章贈呈

大賀紀美子さん受章者挨拶


倉敷市では、毎年11月3日に、文化の向上や地域社会の振興などに貢献された市民又は市に縁故の深い方に倉敷市文化章を贈り、その功績を称えています。

令和7年度は、日本郷土玩具館館長の大賀紀美子氏が受章され、11月3日文化の日に市役所1階市民ホールにて贈呈式が行われました。

大賀紀美子氏は、昭和40年、自宅の伝統的な町家を活用した民芸茶房を義母とともに開設し、文化人の交流の場を設けられ、昭和42年には自宅の伝統的な蔵を改装して、義父とともに日本郷土玩具館を開館されました。同館は倉敷美観地区を代表する伝統的建物を再生活用した文化観光施設となり、平成元年から現在まで館長を務められ、平成9年には町並み保存の活動が評価されて「第5回くらしきまちや賞」を受賞されました。

また、先人たちの残した景観を自分たちで引き継ぐとともに、住民生活との調和を図っていくとの思いから、平成18年の「倉敷伝建地区をまもり育てる会」設立に尽力され、平成22年から令和5年まで同会の会長として、歴史ある町並みと生活文化をまもり支えてきました。平成18年の「第36回全国町並みゼミ倉敷大会」においては、倉敷の町並み保存の取り組みを発信するとともに、「備中町並みネットワーク」を立ち上げ、高梁川流域圏域の市町の町並み保存にも大きく貢献されました。

さらには倉敷美観地区の新たな価値を創出すべく、「倉敷ジャズストリート」の立ち上げや「倉敷雛めぐり」の運営にも携わりました。

そして、令和6年には「峯山冨美賞」(NPO法人全国町並み保存連盟が、歴史的環境の保全に尽力した人物を称える賞)を、岡山県内で初めて受賞されました。

このように、長年にわたり、日本郷土玩具館の運営や文化事業を通じて、郷土文化の保存と伝承、地域の文化観光振興に尽力されるとともに、倉敷美観地区の景観保存と持続可能なまちづくりに尽力され、もって地域の文化振興に貢献した功績が誠に顕著であります。

ここにあらためて、長年にわたる御活躍に対し、深く敬意と感謝の意を表しますとともに、本日の御栄誉を心からお祝い申し上げます。

大賀紀美子さん記念撮影1

大賀紀美子さん記念撮影2

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