戦後の食糧難による栄養失調や結核などの感染症が多発し、乳児や妊産婦の高い死亡率が続いていた状況の中、地域の女性らが立ち上がり、「子どもを守りたい」という思いで昭和25年から愛育委員会が活動を開始し、また、「どうにかして命のみは保ちたい」という思いで昭和35年から栄養改善協議会が活動を開始しました。2団体は、当時から両輪で地域の人々の健康づくり活動に励み、共に切磋琢磨して歩んできました。どちらの活動も徐々に広がり、昭和50年5月23日に市全体の組織として、「倉敷市愛育委員会連合会」「倉敷市栄養改善協議会」がそれぞれ発足しました。
現在、愛育委員会連合会は62学区3,608人、栄養改善協議会は51学区792人で構成され、市健康増進計画・食育推進計画「くらしき健幸プラン」を推進しながら、さまざまな活動を展開しています。
愛育委員は、毎年12月~1月ごろから各町内会などで委員の選出が行われます。輪番制の町内会もありますが、声をかけられたら、協力をお願いします。また、活動に興味のある人は各町内会などへ相談してください。
栄養委員になるには、市が主催する栄養委員養成講座「栄養教室」を受講し、修了してください。栄養教室受講の申し込みは毎年1月で、詳しくは、「広報くらしき1月号」に掲載予定です。なお、どちらの団体もボランティア保険に加入して活動しています。
- 問い合わせ先
- 保健所健康づくり課 電話番号:086-434-9868
創立50周年を迎えて
倉敷市愛育委員会連合会・倉敷市栄養改善協議会は、皆さまのおかげで創立50周年を迎えることができました。
これまで活動の基盤を築いてくださった皆さまをはじめ、私たちの活動にご理解とご支援を頂いた関係機関、関連団体の皆さまに心より感謝申し上げます。
時代の流れとともに、少子高齢化が進み、社会環境や生活様式も目まぐるしく変化する中、いろいろと工夫を凝らしながら地域と行政との連携を図り、その時代のニーズに沿った活動を展開してきました。
これからも、両会は互いに協力しながら、市民の健康寿命の延伸を目指し、誰もが健康で心豊かに生き生きと暮らせる元気な地域になるように、活動の輪を広げていきたいと思います。
倉敷市愛育委員会連合会会長 佐藤 千津子
倉敷市栄養改善協議会会長 兒山 和子
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倉敷市愛育委員会連合会式典
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倉敷市栄養改善協議会式典
活動を通して地域を元気に
倉敷市愛育委員会連合会
誰もが生涯生き生きと暮らせるよう、 元気な地域を目指して
地域が健康で明るいものとなるよう、赤ちゃんから高齢者まで、生涯にわたる健康づくりを、地域と行政のパイプ役となって推進します。定例会や研修会を通して健康づくりに関する学びを深める他、関連団体と協力しながら活動しており、防災を含めた地域づくりにも取り組んでいます。
「3つのわ」を大切に活動
話…対話・話し合いを大切に
和…心を和ませて
輪…みんなと手を取り合って
子育ての応援
親子クラブの支援や、子育てサロンの開催など、地域の親子が安心して子育てできるよう、情報交換の場や遊びの場を提供します。
地域のつながりづくり
健康づくりのチラシ回覧や、1人暮らし高齢者などへの声かけや見守りなど、日頃から地域の状況を気にかけ、関連団体と協力して活動します。
健康づくりの推進
「くらしき まち歩き さと歩きマップ」の作成や、ウオーキング大会の開催など、地域住民が自身や家族の健康づくりを考えるきっかけを提供します。
倉敷市栄養改善協議会
私たちの健康は私たちの手で ~食を通じた健康づくりから地域づくりへ
" 食"を通して地域の健康を守る活動をしています。学区で料理教室を開催し、料理の楽しさや健康づくりの知識を広めています。健康に関する知識を身につけるだけでなく、地域とつながるきっかけとなる活動を目指しています。
「くらしき3ベジプロジェクト」も推進しています。
栄養教室伝達講習会
栄養教室などで学んだ知識や献立を地域住民に伝えます。
男性料理教室
「一人で作れるようになりたい」「家族にふるまいたい」男性をサポートします。
親子料理教室
親子で楽しく学べる料理教室を、夏休みなどに開催しています。
食育栄養まつりなどのイベント
食育栄養まつりなどのイベントも行っています。親子で楽しく参加できるように工夫しています。
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問い合わせ先
- 保健所健康づくり課 電話番号:086-434-9868
このページに関するお問い合わせ
倉敷市 市長公室 くらしき情報発信課
〒710-8565 倉敷市西中新田640番地
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