骨蔵器(こつぞうき)(真備町箭田阿知境奧出土(まびちょうやたあちざかいおくしゅつど))付鉄板(つけたりてっぱん)

ページ番号1007727  更新日 2025年1月25日

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写真:骨蔵器(真備町箭田阿知境奥出土)

写真:骨蔵器(真備町箭田阿知境奥出土・付鉄板)

種別
市指定・考古資料
所在地
倉敷市真備町箭田(倉敷市真備図書館内)
所有・管理者

倉敷市教育委員会

指定年月日
平成21年2月24日

真備町箭田阿知境の低丘陵で昭和62年(1987)に植林中に偶然発見された火葬骨蔵器です。

土師器無頸壺とその蓋は同一の焼成、整形、胎土であり、セットとして製作されたものと思われます。ほかに口縁を欠いた土師器甕がありますが、外側にはススの付着があることから、煮沸具として使われていたものを転用したと考えられます。そのほかにヘラ磨きした土師器皿も出土しており、内面にはラセン状の暗文が見え、丹塗りされています。

この骨臓器に付属して長方形の鉄板も出土しています。その形状から墓誌、もしくは買地券の可能性が考えられたことから、エックス線及び赤外線の照射による判読を試みましたが、銘文等は認められませんでした。

矢掛町東部から真備町にかけての地域は、古代火葬墓の発見例が多いことで知られており、その歴史的意義を知るうえでも重要なものと言えます。

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