海外での感染症予防について

ページ番号1018241  更新日 2025年4月26日

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ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などの長期休暇を利用して、海外に出かける方も多いかと思います。

海外では、日本には存在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。
中でも、食べ物や水、蚊、動物、性行為などからうつる感染症はいくつかの注意点を守ることで予防が可能です。

海外で感染症にかからないようにするために、感染症に対する正しい情報や予防方法を知り、ワクチンを含め、渡航前に準備しておくことが重要です。

麻しん(はしか)の国内外での報告数が増加しています

麻しんについては、現在、海外における流行が報告されています。特に、ベトナムをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しており、今後、輸入事例の更なる増加や、国内における感染伝播事例が増加することが懸念されます。

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海外渡航の予定がある方は、次の2点に注意してください。

(1)海外渡航前の注意事項

  • ウェブサイト等(※)を参考に、渡航先の麻しんの流行状況を確認してください。
  • 母子健康手帳などを確認し、過去の麻しんに対する予防接種歴、り患歴を確認してください。
  • 過去定期接種を実施した記録がない場合は、渡航前に予防接種を受けることを検討しましょう。
  • 麻しんのり患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、抗体検査を受けることを検討しましょう。

(2)麻しんの流行がみられる地域に渡航後の注意事項

  • 渡航後、帰国後2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意しましょう。
  • 発熱や咳そう、鼻水、眼の充血、全身の発しん等の症状が見られた場合は、医療機関を受診しましょう。また受診時には、医療機関に対して事前に、麻しんの流行がみられる地域に渡航していたことや、麻しんの可能性について伝えてください。
  • 医療機関を受診する際には、医療機関の指示に従うとともに、可能な限り公共交通機関を使用せずに受診してください。

(※)参考となるウェブサイト等

海外に行く前に

渡航先の感染症発生状況に関する情報を入手する。

必要に応じて予防接種を受ける。

滞在中

  • 生水・氷・カットフルーツを食べることは避ける。
  • 食事は十分火の通ったものを食べる。
  • 蚊・ダニに刺されないように長袖長ズボンを着用したり、虫よけ剤を使うなどする。
  • 動物は狂犬病や鳥インフルエンザなどの病気をもっていることがあります。また、ヒトコブラクダはMERSコロナウイルスを持っていることがあるため、むやみに近寄ったり、触らない。
  • 薬物に手を出したり、ゆきずりの性交渉をもったりしない。

帰国した後に

帰国時に発熱や下痢等の体調不良があれば、空港の検疫で相談する。
帰国後しばらくして体調が悪くなったら早めに受診。その際は渡航歴を必ず伝える。

海外での感染症予防の詳細

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このページに関するお問い合わせ

倉敷市保健所 保健課
〒710-0834 倉敷市笹沖170番地
電話番号:総務係086-434-9800、感染症係 086-434-9810、保健医療係086-434-9812、精神保健係 086-434-9823 ファクス番号:086-434-9805
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