ほのぼの家族 No.330
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この街でずっと暮らしたい!
祖父 1人暮らしの高齢者が年々増えとると、テレビのニュースで言っとったのぉ。
母 近所にも1人暮らしをされている高齢の方が、何人かおられるわね。
祖母 先日、その中のお一人と話をしたんだけど、県外にいる息子さん夫婦に「1人暮らしはもうやめて、一緒に暮らそう」と言われたそうなの。
祖父 年を取ると、病気になったり転倒したりするし、詐欺に狙われたりもするからのぉ。1人暮らしだと、なおさら家族は心配になってくるわのぉ。
祖母 その人はね、買い物も掃除や洗濯も、何とか一人でされているけど、「何をするにも少しずつ、以前のようにはできなくなった」と言われてたわ。
母 年を取れば、誰でもそうなるわね。
祖父 それで、その人は1人暮らしをやめるのか?
祖母 それがね、知り合いも多くて住み慣れたこの街が大好きらしいの。心配な気持ちもあるんだけど、これからも1人暮らしを続けたいんだって。
祖父 でも、息子さん夫婦と一緒に暮らすほうが安心できると思うがのぉ。
父 うーん、何が正解かは分からないけど、自分らしく暮らしていくことが、その人の人権を大切にしていくことになると思うけどな。
祖父 なるほどなぁ。「その人の気持ちを一番に考えていく」ということか。
父 みんなの力で、一人で暮らしている高齢者を支えていきたいものだな。
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