日本は、平成27年3月に、麻しん(はしか)は排除状態にあることが認定されましたが、その後も海外で感染した患者や、海外からの旅行者を契機とした国内での感染拡大が見られています。
平成30年3月に沖縄県において、台湾からの旅行者の麻しん感染が確認されてから、沖縄県では広い範囲で麻しん(はしか)が流行しました。
また、最近では令和5年4月〜5月にかけて、茨城県や東京都において海外からの輸入症例を契機とした麻しん(はしか)発生の事例が報告されています。
海外へ渡航される皆様へ 麻しん(はしか)に注意
【海外に行く前に】
麻しんにかかったことが明らかではない場合、渡航前に予防接種歴を確認してしてください。2回接種していない場合は予防接種を検討してください。
【帰国した後に】
帰国後、2週間程度は健康状態に注意してください。
帰国後、2週間以内に、麻しんが疑われる症状が見られた場合は、医療機関に「渡航歴があること」「麻しんの可能性がある」事を事前に電話で伝え、指示に従い、受診してください。受診の際には、公共交通機関の利用は控えていただき、出来る限り他の人との接触を避けてください。
麻しんの主な症状:感染してから約10日後に,発熱・咳・鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後,さらに39℃以上の高熱と発疹が出現します。

★麻しんに関する詳しい情報は,
★麻しん(はしか)に関するQ&A (厚生労働省)
★感染症情報センター