伝染性紅斑(リンゴ病)の報告数が増加しています!
岡山県内における伝染性紅斑(リンゴ病)の報告数が増加しています。
令和7年9月5日に岡山県から県民への注意喚起がありました。詳細は岡山県ホームページをご確認ください。
伝染性紅斑(リンゴ病)とは
伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。
小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。
両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ぼれることもあります。
主な症状
約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で焼失します。
中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。
多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発疹が現れた時にはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。
妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ
これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。
基本的な感染防止策が重要です
飛沫感染を予防するためには、咳などの症状がある時には、場面に応じてマスクをするなどの咳エチケットが有効です。
手に付着したウイルスによる接触感染を予防するためには、石けんと流水による手洗いが有効です。
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このページに関するお問い合わせ
倉敷市保健所 保健課 感染症係
〒710-0834 倉敷市笹沖170番地
電話番号:086-434-9810 ファクス番号:086-434-9805
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