第4回は、和田のりあき氏を講師にお迎えし、孫育てをテーマにセミナーを開催しました。
1960年代、1980年代、2000年代それぞれの時代背景の特徴と、こどもの遊び場所、遊び方
などの特徴・変化の再確認した上で、次のポイントにそって理解を深め、今のこども達に対する
接し方などについて学びました。
1 現代の子育て事情
昔:空き地や路地 年齢、年代がごちゃまぜ アナログ
今:家の中 個人的に繋がりのある人 デジタル
2 子どもと仲良くなるためのコツ
繰り返す、感情を見せる、リアクションする
3 子育て観の修正
(1)「しかる」「ほめる」の前に「認める」
(2)子どもを野菜、社会を畑に喩えた「子育て農業論」
土:環境 水:愛情 天候:社会情勢等
あとは、天に祈る(子どもが自分の力で成長することを信じる)
(3)親から子へかける言葉
日 本:人に迷惑をかけてはダメ
インド:あなたは人に迷惑をかけるのだから、その分人に優しくしなさい。
4 孫世代に伝えたい遊び
新聞紙を使った簡単な工作(本当に簡単だけど、子どもウケな間違いなし)、コマ回しなど
5 絵本の読み聞かせ
こどもは絵を見ているので、ページをめくるのはゆっくりと。子どものペースに合わす。
(大人が文字を読み終えるタイミングと、子どもが絵を見終えるタイミングは違う)
6 さいごに
「孫育て」をテーマに、おじいちゃん・おばあちゃんをメインターゲットとして開催しましたが、今子
育てをしている方、これから子育てする方にとっても本当に勉強になるセミナーだったと思います。
普段、保育のお仕事をされている方からも、子育てのセミナーは色々参加しているけど、今回の
セミナーは、いつもとは異なる視点で学ぶことができ大変有意義だったとのことでした。