こいでならしげ「えぬのかぞく」
小出楢重「Nの家族」
種別: |
国指定・絵画 |
所在地: |
倉敷市中央 |
所有・管理者: |
(財)大原美術館 |
指定年月日: |
平成15年5月29日 |
大正8年(1919)作
油彩・カンヴァス
79.0×91.0cm
小出楢重(1887~1931)による「Nの家族」は、謹厳な写実と綿密に組み立てられた構図法で日本独特の洋画を構築しようとする大正期の洋画界の動向を示す完成度の高い作品として、高く評価されています。
タイトル中の「N」とは「楢重」の頭文字で、自分と妻子が描かれています。第6回二科展に出品され、樗牛(ちょぎゅう)賞(※)を受賞した作品です。
小出はその後、二科展会員として、大阪を拠点に活動しています。
※樗牛賞=二科展の新人賞
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