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菊慈童図屏風

菊慈童図屏風

きくじどう ず びょうぶ
菊慈童図屏風

 菊児童図屏風(部分)

種別: 県指定・絵画
所在地: 倉敷市児島由加
所有・管理者: 蓮台寺
指定年月日: 昭和35年8月23日

 縦152.6cm,横351cm の紙本墨画淡彩の六曲一隻屏風。不老長寿に関する中国の物語に出てくる菊慈童を画題にしています。

 周の穆王に寵愛された菊慈童は,人々のそねみから罪に問われ,都を追われて山に入ります。渓流のほとりに咲く菊の葉に経文を書きつけたところ,その葉におちた露がしたたって霊薬水となりました。それを飲んだ彼はいつまでも美少年の姿で長命を保ったということです。

 中央の菊慈童は金雲文の朱衣をつけ,松の幹に腰をおろしています。また,彼のまわりには淡彩を施した菊の花や松葉を配していますが,岩には着色をさけています。 中央部の,刷毛で墨を塗る岩の描き方や車輪形の松葉といった特徴的な筆致から,桃山時代を代表する絵師・海北友松(かいほう ゆうしょう)の,現存する最初期の作品と考えられます。