村山家住宅主屋(むらやまけじゅうたくおもや)

ページ番号1007794  更新日 2025年1月25日

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写真:村山家住宅

種別
国登録・建造物
所在地
倉敷市児島下の町
所有・管理者
(個人)
登録年月日
平成9年6月12日

村山家住宅は,明治24年に高田氏(西高田)の邸宅として建築された,木造二階建ての洋風建物です。

西高田は幕末以来,塩業で財をなした高田三家のひとつで,明治中期には紡績所の創設や経営にもたずさわっていました。

昭和10年からは,医院を開業した村山氏の診療所として使用されることになり,昭和36年まで外科医院として利用されました。その後は村山氏の居宅として,建築当初の形態をほぼとどめて現在に至っています。

建物の外観は,寄棟造・桟瓦葺の屋根部と白漆喰(しっくい)仕上げの壁体及び花崗岩の基礎石から構成されています。2階の全面は,吹き抜けのバルコニーに6本の円柱が建ち並ぶコロニアル様式になっています。1・2階の扉口上部には半円形のアーチが置かれ,両開きの窓には鎧戸が設置されています。

このほかにも,軒蛇腹,バルコニーの手すり等の各部に,美しい洋風装飾の意匠が施されています。

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