外国人と共に学ぶ災害時対応研修

「外国人と共に学ぶ災害時対応」研修会

災害時のボランティア活動に関心ある方が在住外国人と一緒になって学ぶ2日間の講座。
被災地で外国人被災者の支援活動を行った講師から、ボランティアに求められる役割について学ぶ「セミナー」と、災害時を想定した通訳・翻訳の実地訓練及び避難所体験によりスキルアップを図る「実習」の2回にわたり開催しました。
主催:岡山県国際交流協会、倉敷市国際交流協会

1日目:セミナー

日時: 2013年2月3日(日)13時から16時
場所: ライフパーク倉敷2階 第1会議室
講師: 時 光 さん (特活)多文化共生マネージャー全国協議会 事務局長

講師の時光さん

報告:
 中国、ブラジル、アメリカ、カナダなど5カ国59名の方が参加しました。
 最初に岡山県国際課から、岡山県災害救援専門ボランティア(通訳・翻訳)制度について説明がありました。
 つづいて、講師の時光さんが「災害時外国人支援ボランティアに求められる役割~東日本大震災の経験から~」と題して、災害時の外国人住民の心情や課題、ボランティアが持つべき知識や心構えについてお話いただきました。その後のグループワークでは、災害時にボランティアとして自分はどんなことができるか、参加者同士で意見交換しました。
 最後に、次回実習の概要と準備事項を確認して、第1回セミナーを終えました。
 参加者アンケートでは、「講師の話が具体的でとても良かった」「初めて知ることがあった」と高く評価いただきました。「次回実習が楽しみ」という意見も多く、この講座に対する期待の大きさを感じられました。

2日目:実習

日時: 2013年3月3日(日)10時から15時30分
場所: ライフパーク倉敷1階 大ホール
講師: (特活)多文化共生マネージャー全国協議会 理事 柴垣 禎
    倉敷市防災危機管理室、他

講師の柴垣禎さん

報告:
 中国、フィリピン、ベトナム、ブラジル、アメリカ、カナダ、台湾など8カ国・地域61名の方が参加しました。
 午前中は、倉敷市防災危機管理室の指導の下、避難所生活について実践を通して学びました。ストレスがたまりやすい避難所での共同生活を少しでも快適にするために、プライバシーを守るためのテントを張ったり、新聞紙でスリッパを作ったり、みんなが守るべきルールを考えたりしました。また、会場を真っ暗にして停電時の避難所を疑似体験したり、少量の水で米を炊く方法を実体験しました。
 午後は、多言語支援チームと被災者チームに分かれ、災害多言語支援センターの訓練を行いました。支援チームは巡回場所の確認や避難所に持っていく情報の検討、役割分担など、限られた時間内に大量の業務をこなすセンターの役割を体験しました。そして避難所巡回訓練では、支援チームが被災者のもとを回り、出身国や話せる言語を確認しながら多言語で情報伝達をしたり被災者から困っていることを聴き取っていました。
 最後に、被災者に対する配慮や支援者が持つべき心構えなど、研修会を通して学んだこと気づいたことを参加者全員で共有して、第2回実習を終えました。
 受講者はとても熱心に参加され、アンケートでは「避難所は貴重な体験だった」「災害時多言語支援センターのことが分かった」といった感想をいただきました。