自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2018年4月17日

夏鳥が来た(児島由加)

2018年4月17日

 桜も終わり、コバノミツバツツジも散り始めた頃、夏鳥がやってくる。

 今年も由加山の蓮台寺周辺を歩いてみた。しかし静かだった・・・が暫くすると遠くでアオゲラの空を引き裂く「ぴゅー」と鋭い鳴き声が聞こえてきました。その後からセンダイムシクイの「ぴーぴー グイー」と新緑に囲まれた電線の上から姿を現してきました。飛び去るまでのわずかな時間をたのしんで歩くと桜園地につく。葉桜となった梢に、鳥が動く。双眼鏡で追うと、なんと!オオルリがいた。早速リュックからカメラを出して追う。次々にホバリング?らしき飛び方をしながら虫を食べてるらしい姿を追って、パチリ、パチリ・・何枚も・・・撮れたかな?撮れてました。美しいオスのオオルリでした。しばらく新緑の中を見え隠れしながら消えていきました(写真)。

 それから由加神社の裏山の中にアオゲラがまたまた、鋭い鳴き声をあげながら高木を登っていく。もう一羽やって来て追っ払いまた、らせん状にのぼり飛び去った。その後は遠くにキビタキのさえずりが、近くにも、しかし姿が見えません。今年は早いような気がします。また、由加山が楽しくにぎやかになり始めました。

  センダイムシクイ

  センダイムシクイ

  オオルリ

  オオルリ

(観察日:2018年4月17日)

 U・K

2018年4月17日 | コメント(0)