たち むめい
太刀 無銘
種別: |
市指定・工芸品 |
所有・管理者: |
(個人) |
指定年月日: |
昭和43年12月20日 |
鎌倉時代のもので、造込み(形状)は、刃の幅が広く鎬の幅が狭い鎬(しのぎ)造です。踏張りがあり(刃の先幅に対して元幅が大きい)、鎬が高い。刀身の地鉄は木材の板目と同じようなかたちの「板目」で、沸つき地景があります。
刃文は、沸(にえ:地鉄と刃の境目に、細粉にした銀箔をふりかけたように輝いているもの)が繋がって刀の刃中が光ってみえる「金筋」で、あたかも砂地を箒で掃いた掃目のようにみえる「砂流し(すながし)」です。
柄(つか)に納められる部分である中心(なかご)は、刃とその境である「区(まち)」が険しくなっています。
刃長 |
78.2cm |
反り |
2.7cm |
元幅 |
3.3cm |
横手幅 |
1.9cm |