平成20年度第1回会議録

平成20年度第1回会議録
平成20年度第1回倉敷市社会教育委員会議議事録(要旨)
 
(開催日時) 平成20年 6月25日(水)  13時30分~15時30分
 
(開催場所) ライフパーク倉敷 中ホール
 
(協議事項) ⑴教育行政重点施策への取組みについて
          ― 平成19年度実績と平成20年度計画 ―
        ⑵社会教育関係団体への補助金
 
(出席者)  委 員 13名  事務局 20名
 
(傍聴者)  なし
 
(報 道)  倉敷ケーブルテレビ
 
《議事録(要旨)》
 
1 開会あいさつ 斉藤部長
 
2 委員自己紹介
 
3 議事
事務局:資料の概要説明及び事前に委員から提出のあった質問について回答。

議長:子ども会の加入率が低下しているようだが、年度の途中だからという理由で子ども会に入会できないことや、役員になるのが嫌で子ども会に入会させない保護者が多いと聞いている。改善していくことはできないだろうか。

委員:全ての子ども会がそうではなく、地域性もあるのではないだろうか。もしあれば、研修会などを通じて説明をしていきたい。

議長:いつでも、どこでも、学びたいときに学べることが社会教育の考えだ。子ども会活動はこれを体現することのできるよい機会なので、たくさんの方が参加できるよう環境を整えて欲しい。

委員:倉敷市子ども会連合会は約2万人が加入しており、役員はボランティアで活動しているが、年々子ども会連合会への補助金が減額されている。市の財政状況については理解をしているが、いつまでこのような状態が続くのか聞きたい。

事務局:全体の予算額が少なくなってきているので、皆様方にご無理をお願いしている。当面の間はこの状況が続くであろうが、限られた予算の中でできるだけのことをしていきたい。

委員:県子ども会連合会において県教委は「子どもは社会の宝である」と言っている。岡山市や私の知っている他市でも子ども会への補助金を減額していない。青少年の健全育成を目的としている団体を大切にして欲しい。

委員:一部の学校で取り組まれている「朝読書」だが、実施していない学校はどういう状況でしてないのだろうか。

委員:自校では20年ほど「朝読書ポン」という取り組みを、地域の方の協力を得て行っている。こういった取り組みを実施するには、地域で活動するグループの存在が大きい。

委員:地域で文庫活動をしている。そこでは地域の「おばあさん」がいきいきと活躍しているが、こういった方も学校で活動できれば、双方にとって有益ではないかと思う。読み聞かせの上手下手は関係あるのだろうか。

委員:特にはない。開かれた学校を目指すうえで、地域のボランティアの皆さんの活動の場となって欲しい。委員のようなお気持ちが大変うれしい。

委員:倉敷市内にも10代で素晴らしい才能を発揮しいる若者がたくさんいる。こういった方が生まれ育った地域に帰ってきて、その力を地域に還元するようなことができていない。また、教育委員会でも音楽や舞踊などの美術以外の文化の分野において育成への支援を積極的に取り組んで欲しい。

事務局:文化部門については、文化振興課が担当しており、次世代の育成にも力を入れていると思う。

委員:文化部門の担当側からは支援を受けている。文化連盟は地域の教育やコミュニティ活動に役立ちたいと考えているが、文化と教育といった縦割りの行政のためか、なかなか学校で活躍の場を見出せない。文化連盟会員を学校に受け入れ積極的に活用できるようにならないだろうか。また、幼少期から始まるスペシャリストの育成については、すべて自己負担によっているのが現状である。行政による支援をお願いしたい。

事務局:学校教育部と相談していきたい。

委員:放課後子ども教室には、コーディネーターや多くのボランティアが関わっているが、その役割や謝金の有無について教えて欲しい。

事務局:放課後子ども教室は、平成20年度に6教室で始めた。各教室に1名のコーディネーターがおり教室を運営している。活動には安全管理員や学習アドバイザーが参画しており、以上が謝金のでるスタッフだ。他に活動を支えるボランティアがおり、謝金はでない。

委員:どのような理由で、放課後子ども教室が立ち上がっていないのか。

事務局:既設事業のいきいき支援の会から放課後子ども教室に移行している。移行できない理由は、活動する場所が確保できないことや運営するコーディネーターなどの人材不足によることが多い。

委員:子どもたちの放課後の居場所として、大変有意義な事業だと思う。できることであれば公民館などを利用して広めて欲しい。

委員:子どもとその保護者を対象に家庭教育学級を実施している。地域の方の中には、子育てを終えた方も参加したいという要望があるが、こういう方も対象としてよいか。また、家庭教育学級の広報はそれぞれの主催団体が個別に行っているが、市教委も広報に協力してもらえないか。

事務局:地域の方も家庭教育学級に参加していただいて結構です。また、家庭教育学級の広報については、市のホームページや広報チャンネルなどを通じて行っていきたい。

委員:各家庭教育学級が公平になるようお願いする。

委員:市婦人協議会ではツーデーマーチや児島トライアスロン大会で協力してきたように、ボランティアとしての協力を惜しまない。スポーツ部門で大きな大会が予定されているようだが、できることをさせていただくので活用して欲しい。

事務局:大変ありがたい。詳細についてはこれからだが、市民一体となって盛り上げていただきたい。

委員:修繕が必要な体育施設がたくさんある。予算の制約もあると思うが、全国規模の大会も予定されているので、善処していただきたい。また、体育協会として大会へのおもてなしの協力は惜しまない。どんどん活用して欲しい。

事務局:市内の体育施設の多くが老朽化していることは承知している。限られた予算の中でできる限りのことを取り組んでいきたい。

委員:今日の議論を聞いて、教育と文化部門が分かれているため不効率なことが発生していることなど、様々な改善が必要なことに気付かされた。このことを市議会の中で活かしていきたい。

委員:小学校の授業の中で意図的に「生涯学習」について授業することはないが、ちょっとした昔話や校外学習の中で子どもたちに「生涯学習」のエッセンスを伝えることができていると思う。例えば、我が校では、小学6年生が読書を練習して幼稚園に読み聞かせに出向いている。読み聞かせをするほうも、されるほうも、勉強だけでは学べないものを体験し学習していると思う。また、学校での読書活動推進していくにあたり図書館司書は大変重要な役割を負っているが、図書館司書の多くは嘱託職員であり5年で任期を終えてしまう。事業の継続性を考え、培った経験をより発揮できるよう正規職員等で対応できるよう配慮して欲しい。

委員:自然史博物館で「資金・人手不足」により、事業を見送ったようだ。全国的にも素晴らしい施設なので、ソフト面でも力を入れて取り組んで欲しい。

事務局:限られた人材と予算の中でできる限りのことができるよう考えていきたい。
 
4 閉会あいさつ  吉田教育長
倉敷市教育委員会生涯学習課
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