自然保護監視員だより

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 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2018年7月23日

カイエビの観察(茶屋町)

2018年7月23日

 7月23日、茶屋町の水田で「カイエビ」を観察しました。

 散策中に水田の中を観ると、何やら貝のような恰好をした生物が動いていました。

 網ですくってみると今までに見たことのない生物でした。

 二枚貝のよう殻で体を覆い足で水の中を泳ぎ回っていました。

 ネットで調べると富山市科学博物館の“とやまと自然・春号”平成26年3月31日発行の記事により「カイエビ」と解りました。

 恐竜時代のジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄した生物で恐竜の化石と一緒に仲間の化石が出るそうです。

 雑草などを食べるので水田には害のない生物となっています。

 寿命は30日から50日ぐらいで6月~7月が繁殖期となっているそうです。

 カブトエビは見かけたことがありますが「カイエビ」の存在は知りませんでした。

 

 カイエビ1

 カイエビ2

 カイエビ3

 

(観察日:2018年7月23日)

 S・K

2018年7月23日 | コメント(0)