文化功労者である高橋秀は1930年に広島県福山市に生まれ、1951年にデビューをしました。安井賞受賞後の1963年、ローマに渡航して41年間にわたってイタリアで活躍しました。2004年以降は、倉敷市に拠点を移して、全国で展覧会活動をするとともに、若者の育成にも力を注いできています。
本展は、高橋の70年を超える創造の軌跡を、6つのテーマで分かりやすく展観するものです。高橋はつねに心のときめきや優しさをもったアートを生活者に提示したいと考えながら、自らの制作に向き合ってきています。その求める造形もその年代によって変遷してきましたが、この展示ではその油彩画や平面作品、版画、ドローイングなど約60点を「質感を求めて」「色彩で遊ぶ」「柔らかな曲線を描く」「赤と黒を対比する」「花鳥風月を謳う」「琳派に回帰する」という6つのテーマに分けて紹介していきます。
日時:10月12日(土)14時~15時30分(開場13時30分)
日時:10月26日(土)、11月16日(土)
いずれも14時から40分程度(申込不要、要当日観覧券)