自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

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・ 2024年1月22日

冬の竜王山

2024年1月22日

冬の竜王山を案内します。

県南の冬の低山は落葉の葉がすっかり落ちて明るくて、風景が楽しめるハイキングに最適な山となります。私の地元、児島のシンボル竜王山は、200メートルそこそこの山ですが、楽しい山なので紹介します。

中腹には朝日観音があり、元旦には初日の出に地元の人で賑わいます。また山の周回コースに三十三観音が祭られて、道はいつもきれいに掃除が行き届いてますので気持ちよくハイキングが出来ます。360度の風景は児島の街から瀬戸大橋、四国、水島コンビナートを見ながら三十三観音をめぐることが出来ます。それに渡り鳥のルートになるので、鷹の渡りから冬鳥までを観察できますが、今年は鳥が少ないですね。

今年になり、やっとツグミ類の地鳴きを聞くようになりました。例年ならアトリ、ルリビタキ、アオジ、ほかを観察できますが、今年はまだ姿を見せません。ちょっと淋しいバードウオッチですが、是非、散策に来てください。

竜王山の朝日観音

竜王山から見渡せるコンビナート

U・K

観察日時:2024年1月22日

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・ 2024年1月19日

アカウキクサとカルガモの観察

2024年1月19日

1月19日、茶屋町でアカウキクサとカルガモを観察しました。

茶屋町駅東側の用水路ではアカウキクサとみられる浮遊植物が水面を覆っています。その下の水中にはクロモやセキショウモが生育しているケースが多く、水の流れを妨げ、アカウキクサの生育に一役買っているように見受けられます。用水路にこうした水草が繁茂する原因は、地区の特徴として高低差が少なく水が流れにくいことや用水路の底に沼が溜まり、藻が根を張っていることが考えられます。場所によってはゴミがとどまり、環境を悪化させているように見受けられます。

今回はおよそ30羽のカルガモを観察しましたが、藻やアカウキクサの少ない場所でした。また、田んぼやあぜ道で餌をついばんでいる様子が見られました。

アカウキクサその1

アカウキクサその2

アカウキクサその3

30羽のカルガモ

S・K

観察日時:2024年1月19日

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