展覧会

2021/10/19

倉敷市立美術館 郷土ゆかりの日本画展

郷土ゆかりの日本画展ちらし

郷土ゆかりの日本画展

2021年11月20日(土)~ 12月19日(日)

休館日:
月曜日
開館時間:
9時~17時15分(入場は16時45分まで)
展覧会場:
美術館2階 第2展示室
観覧料:
◆一般210円(150円)
◆高大生100円(70円)
◆小中生50円(30円)
()内は20名以上の団体料金
倉敷市内の小・中学生は、いきいきパスポートまたは生徒手帳の提示で無料
高梁川流域パスポートを提示した小学生は無料(平日を除く)
65歳以上の方、障がい者の方とその付き添いの方1名は無料(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をご提示ください。障害者手帳アプリ「ミライロID」のご提示でも減免が適用されます。)

主催:
倉敷市教育委員会

倉敷市立美術館の核となっているのは、8,000点を超える郷土出身の日本画家・池田遙邨の作品ですが、本館が収蔵する日本画は遙邨以外にも多彩です。
その多くは市民はじめ所蔵されていた方々からの寄贈によるものです。備中地域には戦災に遭わず焼失を免れた旧家が多く、たとえば倉敷市阿知の林源十郎邸に伝わっていた美術品は一括して本館に収蔵されています。この中には、林家の近くで病没した江戸時代末期の勤王画家・佐藤正持が描いた遊楽図や、1891(明治24)年に阿智神社に画神碑を建立するために来倉した京都の南画家・田能村直入の山水画の大作など、それぞれの作家の基準作となる貴重な作品が数多く含まれています。
また、江戸時代から続く旧家で、明治時代、洋画の黎明期に活躍した堀和平を輩出した総社の堀家からの寄贈品には、京都の大和絵系の画家で、倉敷市曽原の一等地に襖絵を揮毫した原在謙が描いた屏風などがあり、当時のしつらえの一端をうかがうことができます。
由加山蓮台寺が所蔵する「菊慈童図」は、狩野永徳や長谷川等伯と並んで桃山時代を代表する画家・海北友松が50歳前後のときに描いた作品です。友松は1598(慶長3)年に石田三成に同行して海路九州へ向かい、その途上蓮台寺に近い倉敷下津井に滞在しています。本作は友松研究において大変重要な作品で、今回がひさかたぶりのお披露目となります。
このたびの展示は、人物画・花鳥画・風景画といったジャンル別に構成し、本館コレクションに寄託品を加えた約30点により、郷土ゆかりの日本画家たちのすぐれた作品を紹介します。

開催中の催し

担当学芸員によるギャラリートーク
12月4日(土)14時から30分程度。
※当日の観覧券が必要です。
佐藤正持「室内遊楽図」(本館蔵)

佐藤正持「室内遊楽図」(本館蔵)

稲葉春生「炎天菜図」(個人蔵)

稲葉春生「炎天菜図」(個人蔵)



〒710-0046 岡山県倉敷市中央2丁目6番1号[MAP] TEL.086-425-6034 FAX.086-425-6036 お問い合わせ

●開館時間/9時〜17時15分 ●休館日/月曜日(休日の場合は翌日)