倉敷市キャリア教育推進事業「企業学び楽舎講座」を実施しました。
「企業学び楽舎講座」とは
中学生が様々な職業に対して理解を深めるとともに、将来の地元就職をイメージできるよう、企業を直接学校に派遣し、仕事の話を聞いたり、仕事を体験する講座です。今年度は、市内のべ15校の中学校・5校の高等学校へ、41の企業が出向き講座を行います。
2月9日(金曜日) 多津美中学校(1年生)
企業10社の協力のもと、1クラスを1企業とみなし、生徒は希望する企業2社の講座を受講しました。10分程度、企業の業務内容や製品・サービス等の説明を聞いた後、実際の作業や体験等を行いました。
生徒たちは生き生きと楽しく講座を受講していました。企業の方も実際の製品や機具等を持参するなど、様々な工夫を凝らし、楽しい講座を実施していました。
協力企業:一般財団法人倉敷成人病センター、 社会福祉法人しおかぜ、
社会福祉法人松園福祉会 八幡認定こども園、 株式会社ふるいち、 野村證券株式会社、
中央建設株式会社、 センコー株式会社岡山主管支店、 ピープルソフトウェア株式会社、
水島鋼板工業株式会社、株式会社ベティスミス
講座の様子
1.一般財団法人倉敷成人病センター
病院の概要について説明を聞いた後、人形を使って心臓マッサージ(胸骨圧迫)の実習をしました。実習を通じて基礎的な知識と効果的な手技を取得することができました。
2.社会福祉法人しおかぜ
車いす乗車、嚥下体験、高齢者なりきり体験、介護施設での機能訓練体験、保育体験を順番に体験しました。高齢者の状態を身をもって知ることができました。
3.社会福祉法人松園福祉会 八幡認定こども園
保育の仕事、幼児教育、保育士になるための資格についての説明を聞いた後、誕生日会や手遊び歌、紙コップのけん玉を作りの体験をしました。
4.株式会社ふるいち
会社の概要、コロナをきっかけに自動販売機での販売を始めたこと、アレルギー対応の米粉うどんをはじめ様々な商品の説明や、”働くとはどういうことか”、”働くときに大切なこと”などの考え方についても話を聞きました。その後、ぶっかけうどんを作って食べる体験をしました。
5.野村證券株式会社
会社の概要や金融についての話を聞いた後、模擬紙幣と株券を用いて株の売買をする「株主王ゲーム」で株式投資について学びました。ゲームは、起業した会社の経営状況を見ながら、グループで株の売買タイミングを相談した上で売買し、総資産を競いました。
6.中央建設株式会社
業務内容の話を聞いた後、入札から落札までの過程をゲーム形式で学びました。ゲームで1位になったチームはドローン操作の体験を、その他のチームは、測量機、フルハーネス装着の体験をしました。
7.センコー株式会社岡山主管支店
「学生と社会人の違い」など若手社員から体験談、現場の様子や業務内容について聞いた後、大型トラックの乗車体験をしました。
8.ピープルソフトウェア株式会社
会社紹介や業務内容を聞いたり、高齢者向けスマートフォンアプリのアイデア出しの体験をしました。
体験では高齢者が使いやすいスマートフォンの画面イメージや操作などアイデアを出し合いました。
9.水島鋼板工業株式会社
「ご安全に!」を合言葉に、業務内容をはじめ、専門的なお話を聞いたのち、専用器具のマイクロメーターやノギスを使って、鉄板などの厚さと長さを測定する体験をしました。
10.株式会社ベティスミス
ジーンズの歴史や児島にあるジーンズビレッジの施設や運営についての話を聞いたり、ジーンズの製造工程を学びました。その後、デニムストラップ作りでリベット打ちをしたり、デニム生地を擦って履きシワを作るダメージ加工の体験もしました。
以上