近年、地域に住む住民同士のつながりの希薄化、コミュニティの弱体化といった状況がみられ、地域では従来からの課題に加えて、複雑化・複合化した様々な課題が生じています。また、防災・減災の観点からも、地域の多様な担い手を育て、その連携を強めていくことが重要な課題となっています。
今後、こうした課題に対応し、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくためには、地域の人と人がつながり、お互いに支え合う関係をつくり、市や関係機関と連携しながら様々な地域課題の解決を図っていくことが重要です。
地域福祉計画は、住民同士の支えあいや地域活動による助け合いを促進し、市民・地域・行政の協働を一層進めることで、地域福祉を総合的、計画的に推進するための基本計画です。
本市では、平成27年に地域福祉計画を策定し、自助・共助・公助の取り組みを進めてきました。計画期間が令和2年度に終了することから、策定以降の社会情勢等の変化や、本市における地域福祉を取り巻く現状等を踏まえ、子どもから高齢者まであらゆる世代の人々が、これまで以上に安心していきいきと暮らしていけるまちを目指し、第2次倉敷市地域福祉計画を策定しました。