農作物被害を与える各鳥獣の特徴と対策について

ヌートリア

ヌートリアの特徴

・水路沿いに移動するため、イネの食害が最も多く、野菜も食べる。

・本来は夜行性だが、昼間でも活動がよく見られる。

・池沼や河川の中・下流域の流れの緩やかな場所周辺に巣穴を作って繁殖。

・特定の繁殖期はなく、年に2〜3回出産、平均5〜7頭を産む。

 

ヌートリア被害への対策

(1)水辺近くにエサを放置しない

 田畑周辺にエサとなるものがあると寄ってくる。農作物は残さずに早めに収穫する。特に活動範囲になりやすい水辺周辺にエサとなるものを放置しないことが重要。

 

(2)侵入防止柵等の設置

 金網、プラスチック製波板、トタン板などを用いた侵入防止柵を1m程度(60cm程度でも効果あり)の高さで耕作地を囲う。柵の下に穴を掘って侵入することもあるため、柵は地面に30cmほど埋め込むとよい。

 また、ほ場への入口となる用水路を木や金属の棒や柵でふさぐのも効果的。

 

柵の設置に関する補助制度はこちら

                (画像:ヌートリア被害対策マニュアル 平成22年12月 岡山県より)

 

(3)営巣場所や隠れ場所をつくらない

 耕作放棄されヨシ原となったような田んぼは営巣場所となりやすいため、田んぼや水路周辺の草を刈払って見通しを良くし、隠れ場所や侵入ルートを少なくする。
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