自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2020年7月4日

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の観察

2020年7月4日

7月4日、茶屋町でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)を観察しました。
地域の中でも繁殖にばらつきがあるようで茶屋町駅東の水田に多く発生しているようです。
これは用水路の水の流れが関係しているのではないかと思います。
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)を駆除しようと農家の人は網もって掬い取っていました。
冬にはほとんどが卵で越冬するといわれていますが、

7月初めには1㎝程度から3㎝に育っていてピンクの卵を産み付けています。
田植えからおよそ3週間の水田でジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は生育初期水稲をえさにしています。
もう少し稲が大きくなれば他の水草などを食べるので被害は減少するといわれます。
しかし、稲作農家にとっては天敵であるので駆除は欠かせません。
およそ40年前に東南アジアから食材として養殖するため輸入されたジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は大きな被害をもたらしています。


S・K
観察日時:2020年7月4日

2020年7月4日 | コメント(0)