皆さん こんにちは。
倉敷市長の伊東香織です。
倉敷市では消費者を取りまく厳しい環境に対応するため、消費生活センターを設置し、相談業務を中心に日々努力をいたしております。
最近の消費者を取り巻く環境は、高度情報通信の進展した現在、消費者トラブルも多種多様にわたり、巧妙な手口による詐欺的悪質商法も増加するなど、その時の制度や話題に合わせ、次々に新しい手口が発生している状況であります。
昨年度に倉敷市消費生活センターに寄せられた相談は3,163件で、前年度の3,590件と比較して減少しております。相談内容としましては、インターネット通信販売の定期購入によるトラブルなどの相談が多くなっております。また、架空請求のハガキやメールを送り付け、連絡してきた人からお金をだまし取ろうという、詐欺的なものに関する相談も依然として寄せられている状況であります。相談者の大部分は60歳代から70歳代の高齢者からでありました。
このため倉敷市では、消費者トラブルの未然防止・問題解決のため、消費生活相談員による相談対応のレベルアップや、消費者知識の普及・啓発、また事業者への指導などに取り組んでいるところであります。
今後も消費生活の安全・安心を確保するため、消費者自身の消費知識の向上を目指し、自立した賢い消費者の育成をはじめ、消費者行政の推進により一層取り組んでまいりたいと考えております。
市民の皆様方には、日ごろより消費生活センターが発信する情報に注意していただくとともに、万一トラブルにあった場合は、一刻も早く消費生活センター(086−426−3115)にご相談くださいますようお願いいたします。