自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2020年8月31日

ツバメの観察

2020年8月31日

8月31日、茶屋町で多くのツバメが電線に止っているのを観察しました。
茶屋町地区では今年3月20日頃からツバメの飛来が観察され、
4月から7月ごろにかけて民家の軒下などで巣作りや子育ての様子が見られました。
順調に巣立ちをした幼鳥は飛行訓練を重ねて成長していました。
8月下旬にはおよそ50羽のツバメが毎朝電線に止る様子が見られるようになり、
昼過ぎにはどこかに飛び去って、翌日には同じ光景が繰り返されていました。
8月31日の朝も同じような光景が見られましたが、翌日には群れは戻ってきませんでした。
無事に南下したことを祈るばかりですが、9月1日は台風9号が南西諸島を北上しており、
2日は徐々に風が強くなっており心配です。
山階鳥類研究所の調査によると、そしきツバメは台湾を経由地にフィリピン、
インドネシア方面やベトナム南部で越冬することがわかっています。
来年も子育てに帰ってきてほしいと思いました。


S・K
観察日時:2020年8月31日

2020年8月31日 | コメント(0)