自然保護監視員だより

自然保護監視員だより

 倉敷市自然環境保全条例の規定に基づいて自然保護監視員を委嘱し、自然環境の保全と回復に関する施策への協力や情報提供をいただいています。
 ここでは、自然保護監視員の皆様からお寄せいただいた市内の「身近な自然」に関する情報をblog形式でご紹介します。

・ 2022年6月26日

汽水域は生き物の宝庫

2022年6月26日

児島の河口の干潟を調査しました。ポイントの山から、直接海へ下る河口がある場所は海と川の生き物と、それを餌とする生き物とのせめぎあいの場所となります。魚ばかりでなく鳥までもやってきます。まずは、2メートル程の干満差をご覧ください。干潮になれば、やっと調査に入れます。まずは、シオマネキがほほえましい(本人は必死)。他に、当日に魚ではギンポ、シマハゼ、ヒメハゼ、ビリンゴ、マハゼ、タケノコメバルとアカエイ、カレイの幼魚が見られました。鳥類ではスズメ、イソヒヨドリ、サギ類、カラスなどです。

このような宝庫は私たちの生活の場のすぐそばにあります。この自然を洪水対策と称して、三面コンクリートにしている小さな河口を児島半島では多く見られます。こんなとこにも工事前に環境調査が必要に思えてなりません。

他には玉島以西、牛窓以東ではどうですか。今から他の市町村と連携が必要に思えてなりませんね。

干潟(干潮)

干潟(満潮)

U・K

観察日時:2022年6月26日

2022年6月26日 | コメント(0)