感覚過敏や障がい,病気等により,マスクの着用が難しい方がいらっしゃいます

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,マスク着用が広く呼びかけられています。そのため,外出先でマスクやフェイスシールドを着用していない人を見ると,不安な気持ちになってしまう人もいるかもしれません。
一人ひとりが,マスクの着用など新しい生活様式を取り入れて毎日を過ごすことは,感染を拡げないという意味でとても大切なことですが,マスクの着用について皆さんに知っておいてほしいことがあります。
それは,私たちの社会には感覚過敏や発達障がい,脳の障がい,皮膚炎,呼吸器の病気などで,マスクの着用自体が難しい方もいらっしゃるということです。
そういった方が,外出をしたときに,マスクを着用していないことで,周りの人から冷たい視線や言葉を浴びせられるといった事例も報告されています。マスクの着用ができないからといって,不当な差別につながることはあってはなりません。マスクを着用していないのは,決してわがままや我慢不足といった理由ではなく,着用時のつらさは本人でないとわからないものです。
マスクを着用していない人を見かけたとき,あなたの想像力を少し働かせて「マスクがつけられない理由があるのかも」と相手の事情に思いを寄せていただけたらと思います。
◎「マスクを着用していない方は入店をお断りしています」等の店頭での貼り紙も街中で見受けられるようになりました。市内事業者の皆さんも,マスクを着用できない方への配慮をお願いいたします。
※「マスクがつけられません」という意思表示カードを感覚過敏研究所が作成しています。
詳しくは感覚過敏研究所ホームページへ。(https://kabin.life/)