水質相談赤色

水質相談赤色
水質相談 
水の着色 赤色
症状 赤水がすぐおさまるとき
原因    このような現象は、給水管に亜鉛メッキ鋼管が使用されているとき、継手などの一部に鉄材が使用されているとき、硬質塩ビライニング鋼管布設時の加工に不備があるときなどに発生します。それは、露出した鉄面が空気中でさびるのと同様水中でも徐々にさびてくるため、このさびが水の使い始めに赤水となって出てくるからです。朝の使い始めで赤水が発生し、1分以内でおさまるときは、給水管に起因する可能性が高いと考えられます。
安全性    鉄は人体にとって必要な成分であり、健康のためには1日に10~12ミリグラムの摂取が望ましいというデータもあります。また、鉄は人体への吸収率が低く、大部分が体外へ排出されるため、鉄による少量の赤水を誤って飲んだとしても特に問題はありません。
   ただし、多量の赤水あるいは鉄の濃度が異常に高い赤水を飲んだ場合は、嘔吐や下痢などを催すことがあります。
対策    コップに水を取って明らかに赤いときは、飲用を避けるようにしてください。
赤水が出るときは、しばらく流してきれいになってから飲用してください。このとき流した水は、掃除、植木の水やり、まき水などとして利用してください。
症状 赤水が長時間続くとき
原因    赤水には、給水管に起因する場合と配水小管に起因する場合の2通りがあります。
給水管に起因する場合は、管材質、継手等の一部に使用されている鉄材、硬質塩ビライニング鋼管布設時の加工が不備であるときなどが原因であると考えられます。
   連合栓でない隣家で同様の現象があるときは、配水小管に起因する場合であると考えられます。したがって、隣家で同様の現象がないときは、給水管が原因であると予想されます。
対策  配水小管起因の場合は、配水小管網での排水作業、将来的には更生工事、布設替等が必要です。
 給水管起因の場合は、十分な調査の上、給水管等の交換を考えてください。