けんぽんちゃくしょくしゃかさんぞんがぞう
絹本著色 釈迦三尊画像
撮影:田中秀和氏
種別: |
市指定・絵画 |
所在地: |
倉敷市児島通生 |
所有・管理者: |
般若院(岡山県立博物館) |
指定年月日: |
平成21年7月17日 |
本品は文化4年(1807)夏に、児島通生の般若院に納められたもので、その異国的雰囲気から「唐絵(からえ)」として伝えられてきたことがわかります。
釈迦の表情には高麗仏画にも通じるものがある一方、文殊普賢の両菩薩の表情には南北朝時代の特色がみられます。
本図は、釈迦・文殊・普賢の三尊が共に光背に火炎を発する大変珍しい図で、渡来仏画を手本にしながらも、日本人好みに変身させた上質で貴重な作例です。
現在は岡山県立博物館に寄託されています。
【現地周辺の地図】