しゃかさんぞんじゅうらせつにょがぞう
釈迦三尊十羅刹女画像
撮影:田中秀和氏
種別 |
市指定・絵画 |
所在地 |
倉敷市児島通生 |
所有・管理者 |
般若院(岡山県立博物館) |
指定年月日 |
平成21年2月24日 |
大般若経守護の十六善神に見立てるかたちで「経櫃 及び 大般若波羅蜜多経」とともに一具で般若院で伝えられてきたものです。
中央に釈迦如来と香炉・台を据え、ほぼ左右対称となるように四菩薩・二天・十羅刹女が配されており、整然とした構図をとっています。菩薩・羅刹女のそれぞれの顔貌は変化に富み、丁寧かつ的確な描写がなされています。
大般若波羅蜜多経の書写年代より後世に下るものですが、中世に遡る伝世品は少なく、また、本品のような釈迦三尊と十羅
刹女の取り合わせや礼拝的構造はさらに珍しく貴重です。
現在は岡山県立博物館に寄託されています。
【現地周辺の地図】